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沖縄県家庭教育支援フォーラム

■イベント概要

 

2018年1月12日、北谷町にある「ちゃたんニライセンター」のカナイホールにて『沖縄県家庭教育支援フォーラム』を開催しました。

 

 

沖縄県では、2013年から「や〜なれ〜る、ふかなれ〜(家でのしつけや習慣が外でも出る)」という沖縄の黄金言葉を合言葉に、沖縄の未来を担う子ども達の健やかな成長を支えるための家庭教育(家〜なれ〜運動)を推進しています。

今回のフォーラムでは、県内外よりお迎えした4人のゲストそれぞれの取り組みを紹介し、今後の家庭教育支援のあり方について、専門的な知見から貴重な提言をいただきました。また、出席した参加者の皆さんにも、現在感じている課題や取り組みを共有いただき、様々な視点から家庭教育の重要性について再確認していきました。

 

■講演・パネルディスカッション

 

『沖縄県家庭教育支援フォーラム』の前半は、パネルディスカッションです。

香川大学生涯学習教育研究センター・センター長 教授の清國祐二氏がコーディネーターとなり、琉球ゴールデンキングス取締役の安永淳一氏、愛媛県大洲市家庭教育支援チーム「そよ風」の山口和恵氏、名桜大学教授で家庭教育支援中央推進委員会・委員長の嘉納英明氏、以上3名の講師をお迎えしました。

 

香川大学生涯学習教育研究センター・センター長 教授の清國祐二氏

 

左から、琉球ゴールデンキングス取締役の安永淳一氏、愛媛県大洲市家庭教育支援チーム「そよ風」の山口和恵氏、名桜大学教授で家庭教育支援中央推進委員会・委員長の嘉納英明氏

 

安永淳一氏は、まず、2017年3月に沖縄市の協力を得て行った「ドリームツアー」と、小学3年生を対象にした学習ドリル「キングスドリル」という、琉球ゴールデンキングスが自主的に取り組んだ2つの社会活動を紹介しました。

講演の中で「子は社会の宝」という言葉を引用し、「お金もかかることですが、子どもたちを支援する活動をするために琉球ゴールデンキングスをやっていると言ってもいいくらい、僕たちには大切な活動です。1回だけでなく、気長に地道にこういった社会活動を継続していきたいと思います。」と今後の抱負を語りました。

また、ポスターのモデルなどとして「家〜なれ〜運動」に参加することで、選手自身も影響を受けて変わった、とも話してくださいました。

 

琉球ゴールデンキングス取締役の安永淳一氏

 

山口和恵氏は、10年かけて取り組んできた、愛媛県大洲市家庭教育支援チーム「そよ風」の活動内容や気をつけていること、成果、今後の課題について発表くださいました。

「親の立場になって寄り添えることがチームの強みです。小学校の校舎内に事務所があるのですが、学校とは全く別の組織。学校の先生方には、なかなか言えないような相談内容に対して『どんなことを言ってもいいんですよ。受け止めますよ』『それはしんどいですね』『絶対に秘密にします』と言えるので、すごく安心していただけるんです。」と語り、フォーラムに参加した皆さんへ、たくさんの気付きを与えていただきました。

 

愛媛県大洲市家庭教育支援チーム「そよ風」の山口和恵氏

 

嘉納英明氏は、大学教育や家庭教育支援中央推進委員会に携わることから見えて来た沖縄の現状について、具体的なデータを示しながら、説明しました。

また、2017年12月、やんばる地区で200名の学生を対象に「親のまなびあいプログラム」を開催した事例を紹介し非常に好評だったことを報告し、「今後、親の予備軍である大学生や専門学生にこのプログラムを開催する、というのも重要になっていくんじゃないかと思います。」と話したほか、「支援には、一般化と個別化のふたつがある。『家〜なれ〜運動』のプログラムは基本的に一般化されたもので、入門編です。支援を進めるには個別化が必要。これを我々がどこまで整理できるかということを、今後考えるべきではないでしょうか。」と、今後の支援のあり方についても言及しました。

 

名桜大学教授で家庭教育支援中央推進委員会・委員長の嘉納英明氏

 

パネルディスカッションの最後には、コーディネーターの清國祐二氏が、3名の講師の事例や意見をまとめた後、「本当に子どもや家庭の力になることをみんなで共感し、より具体的に考える時期に来ています。多様な取り組みをしている仲間がいて、それに立ち向かう体制ができつつあるということを、今日、確認できたのではないでしょうか。」と締めくくりました。

 

 

■ワークショップ

 

『沖縄県家庭教育支援フォーラム』の後半は、「おきなわの家庭教育支援」について、参加者みんなで考えるワークショップを開催しました。3〜4人ずつの合計17グループに分かれ、「自分たちが考える家庭教育の課題」というテーマで課題を共有。課題の原因・背景を考え、課題解決のために何ができるかを考えていきました。

 

 

課題としては、主に以下のようなことが挙げられ、各グループがそれぞれの課題に対して具体的な解決策を模索していました。

 

・生活リズム(寝る時刻、起きる時刻、朝ご飯を抜くなど)

・スマホやSNSとの付き合い方

・ゲームの時間

・会話が少ない、親子の関わりが少ない

・夜遊び

・挨拶、言葉遣い

・地域との関わりが少ない

・読書の習慣がない

 

 

■パネル展示

 

フォーラム会場の受付の前には、各地域の家庭教育支援チームによる1年間の活動報告パネルが掲示されました。

石垣市、名護市、読谷村、伊平屋村の家庭教育支援チームの取り組みと、宮古、八重山、島尻、那覇、中頭、国頭の各教育事務所の活動概要(理念・目的、特色ある取り組み)や、取り組みを通して感じたことなどが報告されました。

 

 

■家〜なれ〜運動応援団について

 

『家~なれ~運動応援団』とは、沖縄県と協力しながら、企業・従業員をあげて家庭教育の充実に向けた職場環境づくりに積極的に取り組む協力企業のことです。

県内で企業活動を行い、制度の趣旨に賛同し、「親のまなびあいプログラム」を年に1回以上実施していただける企業であれば参加することができ、現在も応援団を募集しています!ぜひご参加ください!